手書き文字、自筆の手紙の魅力~今こそ文字で心を届けよう~

こんにちはmarieです。
雨が多く冷夏気味だったカナダの片田舎にも夏がやってきました。
もう少しでパートナーの誕生日が来るので、メッセージカード選びを始めたこの頃です。
皆さんが最後に手書きの手紙を贈ったのは、いつですか?
LINEやメッセンジャー、SNSを利用してメッセージを送るという事ではなく、自分で選んだレターセットやカードに相手を思って言葉を書き込む。
もちろん、オンラインで送るメッセージだって相手を思って言葉を贈ります。
しかし、同じメッセージでも手書きの方が文字に体温を感じませんか?
私の学生時代は、やっとクラス全員が携帯を持ちだした世代でした。
校内への携帯の持ち込みは禁止とされていましたから、授業中は友人に手紙を書いて過ごしていました。
内容は授業の愚痴や放課後の約束など他愛のないものでしたが、それでもとても良い思い出です。
今の中高生は、こういった内職をまだしてるんでしょうか?
いまだ現役の文化だとしたら、なんだか嬉しいです。
ということで、話はずれましたが今回は手書きの魅力について語っていこうと思います。
この記事を読んだあと、きっと大切な誰かに手紙を書きたくなりますよ。
今こそ、手書きの手紙で心を届けよう
私は、幼稚園から小学校に上がるタイミングで引っ越しを経験しました。
そして、幼稚園で一番仲の良かったお友達と携帯を持つまでずっと文通をしていたんです。
自分の近況やお気に入りのシールを贈ったり、その子の為にレターセットを選んで筆不精ながら手紙を書き返事を楽しみに待っていました。
その時の手紙たちは、今も実家に残っています。
子供の文通なので、たいしたことは書いていないんですが捨てることが出来ないんですよね。
そんな思い出が皆さんにもあるのではないでしょうか。
手書きの文字を贈る:相手へのメリット
普段から手紙を書く機会も貰う機会もあまりないという方でも、年賀状や暑中見舞いなどのやり取りはされているかもしれませんね。
今は、宛名や内容も全て業者や個人でプリントアウトしている方が大多数ですが、その中で一言でも手書きのメッセージがあると心に残りますよね。
相手が自分を思い浮かべて、自分の為に書いてくれたメッセージです。
内容によっては、久しぶりに連絡を取ってみたくなるかもしれません。
こういった風に手書きの文字には、書き手の体温を伝える力があるんです。
私は元々、メールやLINEで顔文字を使う人間ではありませんでした。
ある日、友人から「文字だけだと怖いから、メールに絵文字を入れてほしい」と言われたことがあります。
そこから意識して、文中に絵文字やスタンプを使うようになりました。
(また忘れがちになってきましたが。。。)
でも手書きのメッセージの場合は、文中にイラストがなくても怖い印象になることは無いですよね。
書き手が時間をかけて書いた文字を通して、相手を感じるからなんだと思います。
長々とした手紙ではなくても、旅先の風景のポストカードに一言メッセージを入れて送るだけでも思い出の共有になります。
旅先の風景だけではなく、少し変わったデザインのカードなどは、それだけでも大きな贈り物です。
もちろん、遠く離れた友人だけではなく同居している家族や親友に短いメッセージを送るだけで、お互いをより近く感じられます。
何気なく送ったメッセージでも、受け取った相手は何度も読み返し心が弱った時の励ましになることだってあるんです。
私個人の受け取ったカードたちです。
私も子供の頃の文通や年賀状以外、全く手紙を書かない生活をしていました。
(年賀状も高校時代から段々とメールで済ませるようになっていました。)
しかし、今のパートナーに旅先からのカードを送ってとリクエストされてから、また手紙を書くようになり、日本でも素敵なポストカードなどが気になるようになったんです。
実際に、カードにある短いメッセージを何度も読み返していました。
文字から人柄を感じることが出来、日本とカナダ(距離にして8,000㎞と昼夜逆転の時差)という遠い距離をつないでくれました。
今は、日本の家族から貰った手紙を読み返しています。(笑)
- 書き手の体温を感じ、より身近に感じる
- 何度も読み返すことが出来、時には励ましにもなる
- 素敵なカードの図柄は、思い出の共有になり大きなギフトになる
手書きの文字を贈る:自分へのメリット
手紙を書くようになってから、旅先だけではなく所用で入った文具店などでもカードや一筆箋などをチェックするようになりました。
カードやレターセットなどをチェックするようになってから、ユーモアのあるものや日本らしさのあるもの、自分好みで手元にあるだけで嬉しくなるものなど様々な種類があることに気がつきました。
「このカードはあの人が好きそうだな。この一筆箋はあのプレゼントと一緒に贈ろう。」
こんな風に誰かの顔を思い浮かべながら、選ぶ時間もとても楽しいんです。
また、オンラインでメッセージを送る場合は、頭に浮かんだ文字を打ち込んですぐさま送信ボタンをタッチするという事が多いですよね。
特に親しい人に贈るメッセージは、普段の会話と変わらないスピードで繰り広げられ、後から見返すと誤字脱字や誤解を招く言い回しになっていたという事もあるかもしれません。
それとは打って変わって手紙やカードの場合には、送る準備をするまでにメッセージを何度か読み返して自分の言葉が正しく相手に伝わるか確認します。
例えば、LINEなどのメッセージ上で喧嘩をしていた場合、面と向かっているのと変わらずに売り言葉に買い言葉で火に油を注いでしまうこともありかもしれません。
まぁ、手紙で喧嘩をすることはありませんが、手書きの場合は文字を書いているうちに少しづつ冷静になり相手に贈るべき言葉かどうか考えるようになるはずです。
そうすることで、相手に贈る言葉に、きちんと責任が持てるようになります。
相手を攻撃する言葉よりも、相手を気遣う言葉を書くことにより自分のポジティブな一面と向き合うことが出来ます。
欧米では、イベントごとにカードを贈りあう文化が根強く残っています。
日本以外で初めて暮らした地、オーストラリアもカード文化の国です。
バースデーカードは、節目の年齢になると表に大きく年齢を祝う言葉が書いてあり、滞在中30歳になった私はそのカードを貰ってかなり喜びました。
カナダに来てからは、誕生日だけではなくバレンタインや父の日、母の日、もちろんクリスマスのカードも楽しんで選んでいます。
- カード選びで心豊かになる
- 文字を書くうちに冷静になり、相手を尊重できる言葉を選べる
- 自分の言葉に責任が持てるようになる
- 自分のポジティブな面と向き合える
贈る言葉に悩んだら?
いざ、手紙やカードにメッセージを書き込もうと思っても、言葉が浮かばないこともあるかもしれません。
かしこまったビジネスレターではありません。
時候の挨拶などは忘れて、素直な気持ちを書いてみましょう。
シンプルな言葉に気持ちを乗せて
特にポストカードや一筆箋でのメッセージは、シンプルな言葉で良いんです。
久しぶり。
元気ですか?
私は元気です。
会いたいな。
また、ご飯でも行きましょう。
何気ない言葉で良いんです。
たかが一言、されど一言
わざわざ郵便で遠くの友人に送るだけが手紙ではありません。
一緒に暮らす家族、毎日会う友達、近いからこそ伝えられていない言葉や気持ちを届けましょう。
いってらっしゃい。
おかえり。
いつもありがとう。
心配かけてごめんね。
大好き。
口にすると、照れてしまう言葉も文字にすると案外伝えやすいものです。
贈る言葉に命を吹き込む手書きのすすめ
私が勤めていたラグジュアリーブランドも、普段はメールや電話などでお客様とコミュニケーションを取るのが普通になりました。
しかし、節目のご挨拶などは今も1枚1枚宛名もメッセージも手書きで手紙を贈っています。
こういったラグジュアリーブランドだけではなく、美容室や馴染みのアパレルショップから手書きメッセージ入りのカードが届くことがありますよね。
それだけ、手書きの文字には心を伝える力があるという事です。
手書きの手紙やカードには、送り主である自分や相手にもメリットばかりです。
- 書き手の体温を感じ、より身近に感じる
- 何度も読み返すことが出来、時には励ましにもなる
- 素敵なカードの図柄は、思い出の共有になり大きなギフトになる
- カード選びで心豊かになる
- 文字を書くうちに冷静になり、相手を尊重できる言葉を選べる
- 自分の言葉に責任が持てるようになる
- 自分のポジティブな面と向き合える
もし、デメリットは?という事であれば、メリットでもある自分の言葉が形を持ってずっと残ることが当てはまるかもしれません。
例えば、ラブレターなどは黒歴史にもなりかねないので、人によっては大きなデメリットですね(笑)
それでも手書きのメッセージは、自分と向き合う時間にもなり心が豊かになっていくと思います。
相手への言葉を考えるうちに、言葉を選ぶセンスも磨かれていきます。
ぜひ、大切な誰かへ普段は言えない気持ちを込めて手書きの言葉を贈ってみませんか?
より豊かな人間関係を築けるはずです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。