時短と綺麗が両方叶う!!髪の乾かし方を元美容師が教えます

あなたは、髪を乾かすの辛い!って感じたことはないですか?
長い髪を乾かすのに時間がかかってイライラするの。
とにかく早く乾かしたいわ!!
でも、できたら髪の綺麗も保っていたいのよね。ラブンツェルさん
そうですよね、髪が長いと乾かす時間もかなりかかりますし、イライラしますよね。
うんうん、わかります。
ですが早く乾かしたいからといって、急いで適当に乾かしたり、自然乾燥にしてしまうと…
髪はゴワゴワ、ギシギシ、まとまらない髪になってしまいます。
そして、せっかく伸ばした髪も、そんな状態なら切ってしまおう。
ということになりかねません。
早く乾かしつつ、髪の綺麗を保つ方法はズバリ!
どれだけ傷めないで髪を乾かせるかということです。
ということで、
元美容師(主にシャンプーと髪の乾かし専門)の私が!
早く乾く髪の乾かし方と注意点
+
時間がある時の1分簡単ヘアケア
について教えたいと思います。
髪の長さにもよりますが、この方法で
およそ2分の時間短縮ができます。
その時間で洗面所のお掃除だってできちゃいますよ♪
こちらは書人【syou】さんが書いてくれた記事です。時短なのに綺麗になれるスキンケア!
忙しくたって綺麗は諦めたくないですよね。
早く乾く!髪の乾かし方3ステップ
早く乾く髪の乾かし方はこの3ステップです。
ステップ1: コーミングして、水分をタオルでできる限りとる。 ステップ2: 湿気のない場所、空調がきいている部屋に移動する。 ステップ3: ドライヤーは毛の根元から風をあて、密な部分から乾かす。
綺麗に乾かさなくてもいい! とにかく早く乾かしたい!
そう思う方もいらっしゃると思います。
その場合は、この3ステップだけを意識して乾かしてみましょう。
ステップ1:タオルドライ&コーミング
タオルドライが1番大事です!
とにかくしっかり水分を拭き取りましょう。
濡れたままの髪を乾かすほど、無駄に時間がかかります。
美容師になってすぐ「とにかくタオルドライをしっかりしてね!」とスタイリストさんに言われることです。
① 全体の水分を拭く ② クシでとかす ③ 再び全体の水分を拭く ④ 根元の水分を拭く ⑤ 中間と毛先の水分を拭く
クシでとかすことで、水の流れる道ができ、散らばっていた水滴を集めることができるので、効率的なタオルドライができます。
全体的に水分が拭き取れ、下を向いても水がしたたって落ちてこなければタオルドライはOKです。
ステップ2:湿気のない場所、空調が効いている部屋に移動する
お風呂から出てすぐの洗面所は、湿度が高いです。
湿度が高いと、髪も乾きにくいです。
それは、乾かしているそばから空気中の水分が髪に付着するから。
特に暑い夏は、なかなか乾かないな~と感じることはないですか?
湿度が高い+汗をかくので、乾かしても乾かしても髪表面、頭皮に水分が残る状態になります。
これでは、いつまでたっても乾かないですよね。
夏なら汗のかかない涼しい部屋に移動する、冬なら暖かい部屋に移動しましょう
空調が手伝ってくれて、洗面所で乾かすよりも早く乾かすことができますよ。
ステップ3:ドライヤーで根元から乾かす
お待たせしました!
ようやくドライヤーの登場です。
ドライヤーでの時短は根元を乾かすこと。
根元を乾かせば風の跳ね返りで、自然に髪の中間と毛先が乾いていきます。
全体的にまんべんなく乾かすというよりも、パーツ分けをして、一か所づつ乾かしていくと早いです。
毛が密集していて乾きにくい、うなじの部分や耳上から乾かしていきましょう。
髪がかなり長い方は、下を向いて髪をバサーっと垂らすと、乾かしやすいです。
セミロングくらいの方は、ドライヤーを持っていない方の手で髪を持ち上げながら乾かすといいですよ。
ちなみに…なんだけど、ドライヤーについてるノズルって使った方がいいのかしら??ラブンツェルさん
早く乾かすために広範囲に風を送りたいので使用しなくてOKです。 ノズルは、ピンポイントで風を当てたいブローで効果的に使用することができますよ。
早く髪を乾かす時は傷めないように注意
早く乾かすのはいいけど、せっかく伸ばした長い髪です。なるべくなら綺麗に保ちたいですよね。
綺麗に保つ…というのは、いつでも簡単にまとまる艶やかな髪ということです。
時短しつつ、綺麗な髪を保つ方法はただ一つ!
髪を傷ませないことが大切なんです。
①すぐに乾かす
できれば5分以内に乾かしましょう。
濡れた時間が長ければ長いほど、
髪は、くしゃくしゃの状態をキープします。
洗濯物も洗ってすぐに干さないとシワシワが定着して、干した後もシワシワした状態のまま。
なかなか綺麗に干すことができません。
それと同じ様なイメージです。
タオルを頭に巻いたまま、そのまま気になるテレビを見て…なんてことはないですか?
あっという間に5分たってますよ~。
なるべく早く、髪を乾かしてあげましょう。
これだけで、ふんわりとまとまる髪に変わります。
②タオルドライ&コーミングは優しく
タオルドライは時間短縮のために、しっかりやった方がいいです。
ですが、早く乾かしたいあまり…
タオルとタオルの間に毛を挟んで火おこしのごとく、ゴシゴシ拭くのはやめた方がいいです。
摩擦で火はつかないものの、ものすごく痛みます(やってしまいがちですよね)
※これはダメなイメージです。
濡れている髪はとてもデリケートで痛みやすいということを覚えておいてください。
コーミングも同じで、優しくとかさないと切れ毛の原因になります。
この時に使用するクシは下の写真の様な、
目の粗いジャンボコームにしましょう。
目の細かいクシやブラシは髪を引っ張ることで、髪にダメージをあたえてしまいます。
タオルドライに時間を使ったとしても、ドライヤーで乾かす時間が短くなるので、結果的に時短になります。
さらに、ドライヤーの熱に髪を当てる時間も短くなるので、熱によるパサつきも軽減することができます。
③完全に乾かしきる
髪を乾かす時間を短くしたい。
じゃあ、ある程度乾いていればいいじゃん!
と、半乾きで髪を乾かすのをやめたくなる気持ちはよくわかります。
たしかに放っておけば髪は乾いていきます。
しかし、根元が乾いてないという状態がしばらく続くと…
臭い、かゆみなどの頭皮のトラブルにつながる可能性もでてきます。
さらにドライヤーで乾かしきらなかった毛(自然乾燥の毛もそうです)は、
切れ毛、枝毛の原因にもなってしまいます。
洗いたての髪はキューティクルが開いたままの状態なので、非常にデリケート。
髪の一番外側にあるうろこ状のもので、内側の組織を守っています。
引用:kao
もし、そのままの状態で寝てしまったとしたら…布団との摩擦で髪はどんどん傷んでいきます。
ドライヤーを使うと髪が傷むのでは?
と思われがちですが実は違います。
しっかりと乾かしきることが、
髪の綺麗を保つことになるんですよ。
④熱が一点に集中しないように乾かす
地肌とドライヤーの距離は、
最低でも10センチ以上は離して乾かしましょう。
髪は主にタンパク質でできています。
タンパク質に高温の熱をあたえると熱変性が起き、髪が傷みます。
熱が加わることで、物質の性質が変化するという現象。
生卵が熱でゆで卵になる←これが熱変性
タンパク質は特に熱に弱く、髪で言うと…
- 乾いた髪では130℃以上から
- 濡れた髪では60℃以上から
熱変性が始まります。
こんなところからも、濡れた髪がかなり傷みやすいとわかります。
そして、ドライヤーを左右に振りながら乾かしてください。
美容師さんがよくやってますよね?
あれはたんに、かっこつけているわけではなくてですね。
熱が一点に集中しない様に、分散しながら乾かしているんです。
ドライヤーは地肌から距離をとり、
熱が一点に集中しないように乾かしましょう。
私の使っているドライヤー、とても熱い風が出てくるから買い換えようかしら。
どんなドライヤーを買ったらいいの?ラブンツェルさん
低温で風が強いドライヤーがオススメですよ。
髪を傷めずに早く乾かすことができます。
風の強さは、どのドライヤーも風量「㎥(立方メートル)/分」で表示があります。
最低でも風量1.3以上のドライヤーを買えばいいかなと思います。
時間がある時の1分簡単ヘアケア
時間がある時にはぜひ!髪をいたわってください。
このひと手間で、さらに美しい髪を手に入れることができます。
日ごろのお手入れをしっかりしておけば、
お出かけ前に髪を整える時間も短くなりますよ。これまた時短ですね♪
洗い流さないトリートメント
今日は時間があるわ♪
という方は、洗い流さないトリートメントを使ってみましょう。
それくらいの余裕はあるわよ!
って方は毎日つけてください。
面倒くさい!
という方は時間がある時、気が向いた時でOK!
それだけで髪を綺麗に保つことができます。
洗い流さないトリートメントをつけるタイミングは、タオルドライの後です。
仕上げのトリートメントはつけても、つけなくてもどちらでもOKです。
私は寝る前に仕上げトリートメントはつけません。べたつくのが苦手です。(面倒くさいのもあります)
① つけすぎ防止のために、両手の平にトリートメントを伸ばしてから髪につけます。 ② 根元にはつけない様に、中間から毛先につけます。 ③ その後、コームでなじませます。
私もさっそく洗い流さないトリートメント買うわ!
でも、いろいろありすぎて迷っちゃう…オススメはあるの?ラブンツェルさん
トリートメントは髪質に合ったものを選ぶことをオススメします。
がいいかなと思います。
いろんな種類があるので(香り、ブランド、など)ここらへんは好みで。
洗い流さないトリートメントは、ドライヤーの熱から守る以外にも、髪を乾かした後の仕上げや、スタイリングなどに使えるので便利ですよ。
手櫛をしながらドライの仕上げをする
時間がある時には、通常のドライを少し早めに切り上げて、仕上ドライをしましょう。
少し弱めの風で、髪を指の間に挟んで軽く引っ張りながらドライヤーをあてます。 髪を掴んでいる部分を追いかけるように、上から下にドライヤーの風をあてていきましょう。 キューティクルを閉じるイメージです。
たった1分この工程をするだけけで、キューティクルが整い美しい髪になります。
仕上げのドライは時間をかけるとオーバードライになって、パサパサになってしまうので、本当に1分程で大丈夫です。
時短と綺麗が両方叶う!!髪の乾かし方まとめ
早く乾く!髪の乾かし方3ステップ
ステップ1: コーミングして、水分をタオルでできる限り取る ステップ2: 湿気のない場所、空調がきいている部屋に移動する ステップ3: ドライヤーは毛の根元から風をあて、密な部分から乾かす
このやり方で普通に乾かすより2分の時短ができます。
早く乾かしたい! でも綺麗に乾かしたい!
そんな方は、髪を傷めないように注意して乾かしてください。
早く髪を乾かす時に注意したいこと
① 髪を洗い終わってから5分以内に乾かすこと ② タオルドライとコーミングは優しく ③ 半乾きにせず、完全に乾かしきる ④ 地肌にドライヤーを近づけすぎない
時間がある時の1分簡単ヘアケア
・ 洗い流さないトリートメントをつけた後にドライヤーをあてる ・ 上から下にドライヤーをあてて手櫛をしながらドライの仕上げをする
いつもより早く乾くのに、いつもよりまとまる艶のある髪に変わっちゃうなんて、なんだかお得じゃないですか?
髪を乾かす時間を少しでも短く。
でも、できることなら…
あの人の髪、いつ見ても綺麗だねって言われたい。
そんなあなたの願いを叶えることができれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。