子供が頭を打ったらまずやってほしい5つのチェックと対処法

こんにちは。書人きいろです。
子育てをしていると、ハッとさせられることがたくさんありますよね。
その中の1つが頭を打つこと。
頭は人間をコントロールする脳がある大切な場所。
命にかかわる場所なので、頭を打ったとなるとものすごく不安になりますよね。
子どもは大人の想像もできない行動をします。
十分に気を付けていても明日その時が来るかもしれません。
この記事では子どもが頭を打ってしまった時に大人がまずやるべき行動についてお話しています。
我が子が頭を打った時~子どもは予想外の行動をする~
我が家の次女が生後2ヶ月で頭を打ったことがありました。
寝返りもまだの生後間もない頃です。
次女は機嫌が良く、リビングのマットの上に寝かせていました。
同じリビングで3歳の長男と2歳の長女が仲良く遊んでいたので、食器を洗おうと子どもたちに背を向けてキッチンに立ちました。
時間にして1分あるかないかだと思います。
「ガンッ」と音がして次女の大きな泣き声が聞こえました。
私はその瞬間、サーッと背筋が凍るような感覚がしたのを覚えています。
振り返ると寝かしていた場所とは全然違う、マットの無いところに次女が横になって泣いています。
その前には長男が立ち尽くしていました。
どうやら長男が首の座っていない次女を抱っこして移動させ、床に寝かせようと手を離したようでした。
まだ3歳だった息子が、今まで赤ちゃんを抱っこしようとしたことが無かったことにこ私は完全に油断していました。
長男は「一緒に遊ぼうと思って連れてきてあげたかった」と話してくれました。
悪気はなかったのに長男に罪悪感を持たせてしまった。
次女はまだ首もすわっていないのにこれからの成長に影響があったらどうしよう。
罪悪感と不安感でパニックになりました。
「子どもは予想しない行動を急にする」 そのことを改めて実感させられた出来事でした。
子どもが頭を打ったと思ったらまずすること
子どもが頭を打ったら、まずどんな行動を取ったら良いでしょうか。
ここでは状況に合わせた対処法をお伝えします。
ただし状況によってここでお話しする方法が当てはまらない場合もあります。
不安な点があれば必ず受診をし、医師の診断や指示のもと対応してくださいね。
頭を打った時に確認するべきことを5つにまとめました。
まず以下の項目をチェックしてください。
- 意識はあるか
- 嘔吐はないか
- 手足にしびれがないか
- 出血がないか
- 打った部分ががへこんでいないか
意識があるか
泣かずにボーっとしていたり、話していてろれつが回らなかったりといったような場合は危険なサインです。
明らかに意識がない、ぐったりしているなどの様子が見られたらすぐに救急車を呼んでください。
嘔吐はないか
我が子のケースのように2ヶ月未満の赤ちゃんだと、普段から母乳やミルクの吐き戻しは多くありますよね。
そのため判断がしづらいかもしれません。
連続して何度も吐く(3回以上が目安)とか、吐き方が激しいといった場合は救急で診察を受けてください。
手足にしびれがないか
小さいうちはしびれを大人に伝えるのは難しいかもしれませんね。
いつもと変わった様子がなく落ち着いたあと普通に動かしているようであれば様子を見ましょう。
けいれんしていたり、手足が動かなかったりする場合には救急車を呼んでください。
出血がないか
少量の出血の場合には、ハンカチやタオルなどで抑えて止血をしましょう。
出血の量が多い、血が止まらない場合には救急車を呼んでください。
打った部分がへこんでないか
打った部分にへこみなど傷がある場合は、救急を受診しましょう。
たんこぶであれば、まずは保冷剤などで30分程度冷やして様子を見てくださいね。
頭を打った場合には数時間しないと症状が出ず、すぐにお医者さんに行っても判断が付かず様子が変わったらもう1度来るよう言われる場合もあります。 強く打ち付けておらず、特に変わった様子が無ければ家で様子を見ましょう。
注意しなければならないのは、頭を打った場合にはその時に症状がなくても数日から数か月後に症状が出てくる場合もあるということです。
最低でも頭を打ってから24時間は子どもから長時間離れないようにして、意識や嘔吐などチェックリストに当てはまるような変化がないか注意してみてあげてくださいね。
頭を打ったら何科を受診する?
救急にかかる程ではなさそうだけど、一応受診しておこうかなと思った時に悩むのが何科を受診するかですね。
ここでは小児科と脳神経外科の2つをお伝えしたいと思います。
小児科
まずはかかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
小児科は子どものあらゆる症状に対して相談することができるところです。
医師や看護師も子どもの対応に慣れている方が多く、初めてかかる病院に比べると子どもも落ち着いて診察してもらえる可能性が高いです。
小児科で受診したうえで医師が詳しく検査したり、他の科を受診した方が良いと判断した場合には紹介状を書いてもらうこともあります。
脳神経外科
脳神経外科を受診するメリットとしては2つのことが挙げられます。
- 脳(頭)の専門である
- CTなどの検査ができる
コンピューターを使って体の断面を撮影することのできる検査です。
この検査によって脳の状態や頭の内部の出血を確認することができます。
ただしCT検査は放射線を使って検査するもので、年齢が低いほど被爆のリスクが高くなると言われています。
放射線以外にもう一つの課題があります。
CT検査をする際には台の上に横になって安静にしたまま機械の中に入らなければいけません。
まだ年齢が低い場合、検査を嫌がって泣いたり暴れたりしますよね。
きちんと検査するために、薬の投与が必要となる場合もあります。
このような理由から赤ちゃんのCT検査はリスクが高くなるのです。
次女が頭を打った時も脳神経外科に電話をして相談をしましたが、その時点で特に変わった様子がないのであればCT検査を受けるリスクのほうが高いと言われました。
こども医療でんわ相談
受診すべきか迷った時に小児科の医師や看護師に電話で相談できる「こども医療でんわ相談」というものがあります。
番号は#8000で携帯電話やスマートフォンからでもかけられます。
こども医療でんわ相談には息子が割れたお皿で足を切ってしまった時にりようしたことがあります。
子どもの様子を伝えてどのような選択肢がを取れるのか教えてもらうだけでも安心できますよ。
もしもの時のために予備知識を
子どもにケガはつきものですが、親としてはヒヤヒヤしますよね。
ケガは心配だけど、おもいっきり遊んでのびのび育ってほしい。
もしもの時の対処法を知っておくことで子どもの好奇心の芽を伸ばしてあげられるかもしれません。
ケガには十分気を付けながら親子で楽しい時間を一緒に過ごせたら良いですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。