【たんぽぽツアー】福岡のリアル!博多っ子と結婚した私が教えるばい

みなさま。こんにちは!
書人nozomiです。
【たんぽぽツアー】水曜日の今日は福岡県からばいっ!
1週間のおりかえしに、ほっと一息できる時間をお届けします。
九州の北部にある県、福岡。
福岡を一言でいうならば・・・ほどよく都会で住みやすい。
交通の利便性がよく、中心地が集約されたコンパクトシティ。
食べ物もおいしく、自然も豊富です。
福岡市は人口150万人を突破し、九州の中心地としてにぎわうエネルギッシュな街。
韓国や中国など、アジアへのアクセスがよく、アジアの玄関口とも言われています。
福岡と言えば博多が有名ですが、博多とは、福岡市博多区のこと。
福岡県の中に福岡市があり、福岡市には東区・博多区・中央区・南区・城南区・早良区・西区の7つの区があります。
私は、高校卒業後に長崎の佐世保市から進学のために福岡へ移住しました。
そして、学生の頃に博多っ子である旦那と知り合い結婚。
そのまま福岡に住み続け、福岡歴は20年になります。
今回は、そんな私の体験を交えながら、博多を中心に福岡についてご紹介したいと思います。
ぜひ、最後までご覧ください!
もくじ
福岡の人は明太子をそげん食べんっちゃんね
福岡と言えば、明太子。
食卓には常に明太子が置いてあるイメージがありませんか?
でも、福岡の人は明太子をそんなに食べません。
だって、明太子ってけっこうお高い。
毎日食べていてはコスパが悪すぎます・・・
我が家ではもちろん食べませんし、旦那の実家でも食卓に明太子が出てきたことはほぼありません。
ですが、明太子屋さんはけっこう多いんです。
どんなときに明太子を買うのかというと・・・おもに贈答用ですね。
友達の家などには持っていきませんが、親戚や手土産に買う人は多いです。
明太子はちょっといいお土産という感じでしょうか。
私は昔、明太子屋さんのコールセンターでバイトをしたことがあるのですが
明太子ってこんなに全国区なんだ!と衝撃を受けたことがあります。
全国に明太子ファンはけっこういるのです。
確かに、温かいごはんに明太子をのせて食べるとおいしいですよね!
ラーメンもばってん、うどんもうまかとよ
福岡と言えば、とんこつラーメンも有名ですよね。
白濁したとんこつスープに極細のストレート麺が特徴です。
大盛りではなく替え玉や麺の硬さを注文できるのも特徴のひとつ。
福岡では硬めんが好まれ、「カタ」や「バリカタ」で注文する人は多いです。
「ハリガネ」や「粉落とし」というものもあるみたいですが、私は注文している人を見たことがありません!
↓とあるラーメン屋さんのメニュー
引用:ねとらぼ
若い頃は、飲みの帰りにシメのラーメンは定番で、夜中に平気でラーメンを食べていました。
独身の頃、昔からあるこだわったラーメン屋さんに連れて行ってもらったことがあるのですが
ネギダクを頼んだところ、初めてなら普通のラーメンを食べた方がいい、と店主から言われ驚いたことがあります。
ラーメンは野菜がないから、なんとなくネギ多めにしたかっただけなのですが・・・
また別の店では、カウンターが空いていたので真ん中の席に座ったところ、端っこから座ってくださいと指定されたこともありました。
このようにごく一部、店主のこだわりが強いお店もあるようです。
ちなみに、中洲や天神を中心にある屋台は、地元の人よりも観光客が多い印象。
福岡で定番のラーメン屋さんがこちら!
◆元祖長浜屋
引用:食べログ
私が福岡に来て、初めてラーメンを食べたのが元祖長浜屋です。
メニューはシンプルにラーメン550円と替え玉150円、替え肉100円。あと酒類。
※2020年8月現在※
店内では、謎の言葉が飛び交います。
常連客が、食券を買い、店に入った瞬間に「ベタナマ」(油多め、バリカタ)。
別のお客さんが、「替え玉1つ」と言うと、「タカイタマ1」と店員さん。
う~ん。予習したいレベル。
わからない人は、普通で、と言えば普通のラーメンが出てきます。
そして、注文して1分くらいでラーメンが。早っ!
元祖は、ゆっくりラーメンを楽しむというより、さっと食べて、さっと出ていく感じです。
そして、福岡はうどんもおいしいんです!
私はラーメンよりうどんをよく食べます。
人気のラーメン屋さんは、店舗が狭く駐車場がないところもあるので、ファミリーでは入りにくかったりするんですよね。
その点、うどん屋さんはチェーン店が多く、安くておいしい!
子供の多い家庭は、お出かけしたときに外食しても、うどんなら安上がり。
福岡のうどんの特徴は、コシがなく麺が柔らかいこと。
麺が柔らかいって、伸びてるんじゃないの?と思われるかもしれませんが違うんです!
コシのある讃岐うどんもおいしいのですが、福岡の柔らかいうどんにはまた違ったおいしさがあります。
そして、おすすめのトッピングはゴボウ天。福岡でうどんを食べるときの定番です。
そして、サイドメニューのかしわ飯がこれまた絶品。ぜひご一緒に!
では、私が好きなうどん屋さんを2つご紹介しますね。
◆牧のうどん
引用:じゃらん
牧のうどんの特徴は、とにかく麺が太くてもっちりしているところです。
そして、うどんだけれども、「軟めん」「中めん(ふつう)」「硬めん」が選べます。
テーブルには”やかん“が置いてあるのですがこれは、お茶ではなくスープ。
食べているうちに、麺がスープを吸って少なくなってしまうので、継ぎ足しように置いてあるんです。
引用:食べログ
けっこう麺がスープを吸うので、女性にはボリュームが多く感じるかもしれません。
かなり食べごたえがあります。
話だけ聞くと、なんだかぶにょぶにょでおいしくなさそうですが、これがハマるんです。
私は子供の頃に、初めて牧のうどんを食べたとき、こんなにおいしいうどんがあるのか!と感動したのを今でも覚えています。
◆資さんうどん
引用:tripnote
資(すけ)さんうどんは、北九州が発祥のうどん屋さんです。
もちろん、福岡市内にもたくさんの店舗があります。
うどん以外にもメニューが豊富で、おでんから丼もの、カレー、おはぎまであります。
“資”マークのかまぼこが特徴で、おすすめのトッピングは、長いゴボウ天。
麺は少し細めの平麺で、とにかくスープがうまい!
福岡では人気のあるうどん屋さんなので、お昼の時間帯は駐車場がいっぱいでけっこう待ちます。
それでも食べたくなるおいしさ。
・・・と話していると、資さんうどんに行きたくなってしまいます。
福岡の2大祭り、どんたく・山笠が熱かばい
※博多祇園山笠の様子
福岡の2大お祭りに、「博多どんたく」と「博多祇園山笠」があります。
どんたくは、毎年5月3日・4日(ゴールデンウィーク)、山笠は7月1日~15日に行われます。
※2020年度の博多どんたく、博多祇園山笠は中止になりました※
どんたくは、事前に申し込みをすれば誰でも参加できるパレードです。
一方、山笠は、昔ならではの伝統があり、基本は地元の人しか参加できず、その他の人は山笠関係者の紹介がなければ参加できません。
山笠は福岡を代表するお祭りで、来場者は約300万人で日本最大級。
山笠の時期になると、博多駅には山笠の飾り山が展示されます。
そして、ふんどし姿の男たちが「オイサ」と叫びながら駆け回る姿は、すごい迫力!
私も福岡に来て初めて見たときは、あまりの衝撃で山笠の様子を写メで実家の母に送りました。
仕事を休んでまで山笠に参加する人もいて、山のぼせなんて言われています。
ちなみに、山笠期間中は”きゅうりを食べてはいけない”という禁慰があります。
なぜなら、きゅうりの輪切りが山笠のご神紋に似ており、神様のご神紋を口に入れるなんてとんでもない!という理由。
ですが、最近は地元でもあまり見に行かないという人が多いようです。
私も、どんたくは車で「おっ、やってるな」と見かけるくらいで、山笠に関しては福岡に来たばかりのときに一度見に行ったくらい。
この時期に美容室に行くと、「そういえば山笠行きました?」とよく接客トークされます。
なので、美容師さんに「逆に行きました?」と聞くと、だいたい苦笑いで首を横に振ります(笑)
若者離れなどもあるようですが、昔から地元の人が育んできた福岡の伝統行事をこれからも語り継いで欲しいですね!
『博多通りもん』 博多通りもんは白あんの入ったおまんじゅうです。 おまんじゅうと言ってもザ・和菓子という感じではなく 和の中に洋が混じっていて、バターや生クリームを含んだ甘~い白あんがうまい! お盆やお正月に旦那の実家に行くと、必ず、博多通りもんをお土産に持たせてくれます。
福岡の人はホークスが大好きやもんね
福岡のプロ野球チームと言えば、ソフトバンクホークス。
そして、地元の人は熱狂的なホークスファンも多いんです。
野球の試合があるときに福岡ドーム周辺が大渋滞するのは日常茶飯事。
最寄の地下鉄唐人町駅から、ホークスのユニフォームを着た人たちがドームへ歩いていく姿も当たり前の風景です。
福岡の人は、遊びに行く感覚でホークス観戦に行きます。
ホークス観戦には、”風船飛ばし“をするお決まりイベントがあります。
6回くらいになると、これまでビールを販売していた売り子たちが、黄色い風船を売りはじめます。
すると、一緒に来ている人の誰かが必ず買って、風船を配り出します←これ適当(笑)
で、風船を膨らまして待機。スタンバイOK!
始まる前に誰かが間違って手を放して風船を飛ばしてしまうのは、もはやお約束です。
うちも子供が風船を飛ばしてしまって、近くの席の知らない人が風船をくれたことがありました。
7回のホークスの攻撃になると、球団歌”いざゆけ若鷹軍団“をみんなで大合唱し、歌い終わった後、一斉に風船を飛ばすのです。
初めて行った人は驚くかもしれませんが、これが超気持ちいい!
ホークスファンじゃなくても、この一体感はハマります。
終わった後に、ドーム周辺でタクシーを拾うと、運転手さんはみんな野球のラジオを聞いていて
「負けましたね~。どけんやったですか?」
「いや~今日は松田が不調やったですもんね~」なんていう会話はお決まりです。
福岡のご当地リョーユーパン知っとる?
福岡には、リョーユーパンという製パン会社があります。
ロングセラー商品には、”マンハッタン”があり、福岡のスーパーやコンビニではよく見かけます。
引用:パンスタ
そして、今回お見せしたいのがリョーユーパンのCM。
短いので、音が聞ける方はぜひご覧ください。
引用:YouTube
意味が分かりませんね。
きれいなおねえさんに、大好きですなんて言われたらたまりませんが・・・
私はこの意味不明なCMも含めて、リョーユーパン大好きです!
『筑紫もち』 黄粉もちと黒蜜の入ったお菓子です。 有名な山梨の信玄餅とそっくり。 違いは”もち”が漢字かひらがなか? いえいえ、厳密には違うのでしょうが。 柔らかい黄粉もちと上品な黒蜜がくせになる一品です。
博多弁ってこげな感じ
福岡も地方によって方言が微妙に違うのですが、今回は博多弁をご紹介したいと思います。
私は長崎出身なのですが、長崎弁は九州弁の中でも穏やかです。
ですが博多弁は、なんだか常に怒っている?という印象。
ばり、ちかっぱ⇒とても こげな⇒こんな なんしよーと?⇒なにしてるの? よかよ⇒いいよ しゃあしい⇒うるさい ~ちゃけど⇒~なんだけど ~くさ ~たい ~ばい ~やけん ⇒~だよ的な意味※語尾につける
ちなみに、ばりの最上級が「ちかっぱ」です。
「ちかっぱムカつく」(超むかつく)は、何度、旦那に言ったことか。
博多のおじさんは、よく「そうくさ!」(そうだよ)と言います。
くさは、最近の若い人はあまり使わないかもしれません。
他にも、「そうたい」とか。早退?ではなくて、そうだよという意味です。
例) 「これは、ふんどしですか?」 「そうたい!」
では、もっと博多弁に馴染んでもらいたいのでシチュエーション別に、やや誇張してご紹介します!
親子編
母:「なんばモタモタしよっとね!はよ、カバンからって学校に行きんしゃい!」 子:「ねむたか~」(ねむたいよ~) 母:「きのう遅くまで起きとったけんたい」
福岡では、カバンを背負うではなく、”からう“と言います。
恋人編
彼女:「ねぇねぇ、きのうの半沢直樹、ばり面白かったよね!」 彼氏:「あーね」 彼女:「もう!話聞いとる!?私のこと、本当に好いとーと?」 彼氏:「好いとーよ」 彼女:「じゃあ、今度、志賀島にドライブ連れて行って♡久しぶりに金印ドック食べたか~」
あーねは、あーなるほどねという意味合いですが、ふーんくらいの軽い相槌で若い人がよく使います。
好いとーと?は、好きなの?ということ。
昔はこんな会話をしていたのでしょうか。記憶にございません。
志賀島で、金印が発見されたというのは歴史で習いましたよね。 福岡市東区にある志賀島は、福岡ではお馴染みのドライブコースです。 金印ドッグとは、志賀島の名物で、船の形をした移動販売店「やすらぎ丸」で買えます。 引用:食べログ(以下同じ) 看板メニューの金印ドッグは、カリっと焼かれたパンにサイコロステーキとイカフライが挟んであり キャベツとたっぷりのオーロラソース。 おいしいのですが、ソースがこぼれまくるのでティッシュは必需品です。
夫婦編
妻:「ちょっと!寝転がってないで、子供ば寝かせると手伝ってよ」 夫:「毎日遅くまで働きよるったい!休みの日くらいゆっくりしてよかろうもん」 妻:「私だって、働きながら家事や子育てしよるとよ!むかつく~好かん!」 夫:「しゃあしかね・・・おーいおまえら、はよ歯磨きせんば、こちょぐるばい!!」(こちょこちょするぞ) 子:「はーい」 妻:「パパの言うことは聞くばってん、ママの言うことはいっちょん聞かんもんね」プンプン
博多の恋人たちの数年後です。
ケンカ編
博多の男性:「きしゃん、くらすぞ!」
暮らす?いえいえ違います。
きさま、殴るぞ!という意味なんです。
これは、ケンカするときに博多っ子が言う決まり文句だそう。
くらすぞと言って、本当に殴ったことは一度もないと旦那が言っていましたが。
怖いですね~
【たんぽぽツアーWEDNESDAY】福岡県 ご紹介のまとめと次回のお知らせ
今回は、福岡市を中心にご紹介しました。
- 福岡の人は明太子をあまり食べない
- 福岡はラーメンもうまいが、うどんもうまい
- 福岡の2大祭りは「どんたく」と「山笠」
- 福岡の人はソフトバンクホークスが大好き
- リョーユーパンは福岡のご当地パン
- 博多弁はなんだか怒っている感じ?でもちょっとかわいい
他にも、もつ鍋・水炊き・鉄なべ餃子など、まだまだ福岡のうまかもんは盛りだくさん。
そして、郊外にもおすすめスポットはたくさんあります。
これを機に、もっと福岡に興味を持ってくださる人が増えると嬉しいです!
ちなみに、福岡のお隣の佐賀県については、書人二木原さんがご紹介してくださっています。
それでは来週の予告!!
来週水曜日、一週間のまんなかは、なんと2人の書人が登場!しまさんが山形地方、Ogataさんが北海道地方の魅力をお届けします。
しまさんは、元プログラマで2児の母。8年間吹奏楽されていました。趣味は読書・ゲーム・ものづくり。興味の幅が広く、ハマったら極めたいタイプだそうです。
Ogataさんは、生まれも育ちも北海道で、5匹の猫と一緒に夫婦2人暮らし。デザイナーのお仕事をされていて、バイクをはじめたくさんの趣味をお持ちです。
お2人とも、趣味が多く、魅力たっぷりの書人さんです☆
しまさん、Ogataさん、よろしくおねがいしまーす!
そして、次のたんぽぽは 8月21日金曜日公開です。
華金にお届けする、楽しい全国の旅ストーリーお楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。