ホームページやランディングページで、お客様の声を掲載している企業は少なくありません。
しかし、
「たくさん掲載しているのに問い合わせが増えない」
「購入率が思ったほど上がらない」
「せっかく集めたのに読まれている気がしない」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そのお客様の声、本当に読まれていますか?
お客様の声は、掲載すれば自動的に成果につながるものではありません。
実は、お客様の声にも「読まれるもの」と「読み飛ばされるもの」があります。
そして、多くの企業では、せっかく集めたお客様の声が十分に活用されていないケースが少なくありません。
今回は、
- なぜお客様の声が読まれないのか
- なぜ購入につながらないのか
- どうすれば成果につながるお客様の声になるのか
について詳しく解説していきます。
お客様の声を活用しているにもかかわらず成果が出ていない場合は、ぜひ最後までご覧ください。
お客様の声は、ただ掲載するものではなく、見込み客の不安を解消し、購入や問い合わせを後押しするためのコンテンツです。
「とりあえず掲載するだけ」では成果につながりません
まず押さえておきたいのは、
「お客様の声を掲載すれば信頼性が高まる」
「数を増やせば効果も上がる」
という考え方です。
もちろん、お客様の声が成果につながるケースはあります。
しかし、それは「読まれるお客様の声」を適切に活用した場合の話です。
読者の立場で考えてみてください。
商品やサービスを検討しているときに、まったく自分と関係のない人の感想を、最初から最後まで丁寧に読むでしょうか。
多くの場合、そうではありません。
つまり、お客様の声は掲載すること自体が目的ではなく、「読まれること」が重要なのです。
ところが実際には、次のような感想が並んでいるケースが少なくありません。
- 利用して良かったです
- スタッフの対応が親切でした
- また利用したいと思います
もちろん悪い内容ではありません。
しかし、それだけでは読者の興味を引くことは難しく、購入や問い合わせの後押しにもなりにくいのです。
お客様の声は、ただスペースを埋めるためのものではありません。
本来は、見込み客の不安を解消し、「自分にも当てはまるかもしれない」と感じてもらうための重要なコンテンツです。
その視点を持つだけでも、お客様の声の活用方法は大きく変わってきます。
なぜお客様の声は読み飛ばされてしまうのか
では、なぜお客様の声が読まれないのでしょうか。
ここを理解しないままお客様の声を集め続けても、期待する成果にはつながりません。
実は、読まれないお客様の声にはいくつかの共通点があります。
原因その1:権威性が不足している
まず多いのが、お客様の声の発信者に権威性が感じられないケースです。
例えば、
「東京都 A.Sさん(30代女性)」
という感想だけでは、読み手にとって判断材料が少なくなります。
もちろん一般のお客様の声にも価値はあります。
しかし、次のような方の声は、より高い説得力を持つ傾向があります。
- 業界の専門家
- 著名人やインフルエンサー
- 有名企業の担当者
- 大きな実績を出している顧客
健康食品であれば、一般利用者の感想よりも、医師や専門家の見解のほうが信頼されやすいでしょう。
そのため、お客様の声を集める際は、権威性のある方からの推薦や感想を戦略的に集めることも重要です。
原因その2:読者と近い事例がない
人は、自分と似た立場の人の体験談に興味を持ちます。
例えば経営者向けサービスを販売している場合、掲載されている事例が自分とは全く異なる属性ばかりだと、
「自分にも当てはまるのだろうか」
という疑問が生まれます。
同じ経営者でも、業界が違えば状況は異なります。
- 製造業
- サービス業
- IT業界
また、事業規模によっても悩みは大きく変わります。
- 創業直後
- 年商1,000万円規模
- 年商10億円規模
だからこそ、お客様の声はできるだけ多様な属性を揃えることが重要です。
読者が「この人は自分に近い」と思える事例があるだけで、読み込まれる確率は大きく高まります。
原因その3:内容が抽象的すぎる
「良かったです」
「おすすめです」
「また利用したいです」
こうした感想は決して悪くありません。
ただ、それだけでは読み手の興味を引くことは難しくなります。
お客様の声で重要なのは具体性です。
例えば、
「売上が上がりました」
よりも、
「3か月で売上が2.3倍になりました」
の方が説得力があります。
また、
「最初は価格が高いと感じていましたが、実際に利用すると期待以上の成果が得られました」
のように、疑いから納得へ変化するストーリーがあると共感も生まれます。
さらに、家族や周囲の反応など感情が伝わる表現があると、印象にも残りやすくなります。
数字、変化、感情。この3つを意識するだけでも、お客様の声の質は大きく向上します。
今すぐ実践できる「読まれるお客様の声」の作り方
ここまで、お客様の声が読まれない原因についてお伝えしてきました。
では、実際にどのように改善すればよいのでしょうか。
取り組むべきことは、実はそれほど複雑ではありません。
ステップ1:権威性のある方の声を集める
まず優先したいのが、専門性や実績のある方からの評価を得ることです。
お客様の声は数よりも質が重要です。
たとえば、次のような方の声は、多くの読者に安心感を与えます。
- 業界の専門家
- 実績のある経営者
- 影響力のある発信者
- 著名企業の担当者
「そのような方に依頼するのは難しい」と感じるかもしれません。
しかし、モニターとして無料体験の機会を提供し、その感想をいただく方法であれば実現できる可能性があります。
すべての依頼が受け入れられるわけではありませんが、少数でも協力者が見つかれば大きな価値につながります。
ステップ2:お客様の声のバリエーションを増やす
読者は、自分と似た立場の人の事例に強く関心を持ちます。
そのため、お客様の声はできるだけ多様な属性を揃えることが重要です。
たとえば経営者向けサービスであれば、次のような事例を掲載すると良いでしょう。
- 製造業
- サービス業
- IT企業
- 創業間もない企業
- 長年経営している企業
- 小規模事業者
- 中堅企業
「自分と近い状況の人が成果を出している」
そう感じてもらえることで、お客様の声の説得力は大きく高まります。
ステップ3:エクストリームユーザーを発掘する
少し発展的な考え方ですが、「エクストリームユーザー」の事例も非常に効果的です。
エクストリームユーザーとは、製品やサービスを特殊な環境や独自の方法で活用している方のことです。
たとえば高耐久スニーカーの場合、一般的な声は次のようなものです。
「毎日のランニングで使用しています。丈夫で長持ちしています。」
一方で、エクストリームユーザーの声は次のようになります。
「南極マラソンで使用しました。氷点下20度の環境でも快適に走ることができました。」
どちらの方が印象に残るでしょうか。
このような事例は読者の興味を引きやすく、
「そこまで過酷な環境で使えるなら、自分の用途でも十分使えそうだ」
という安心感にもつながります。
モニター募集やSNSでの情報収集を通じて、こうした特徴的な事例を探してみるのもおすすめです。
ステップ4:お客様の声を“読まれるコンテンツ”として仕上げる
お客様の声は、いただいた内容をそのまま掲載するだけでは十分とは言えません。
必要に応じて追加インタビューを行い、次のような工夫を行うことで、読み手の関心を引きやすくなります。
- 具体的な数字を入れる
- 導入前の悩みを明確にする
- 不安から成果までの変化を描く
- 感情やエピソードを加える
- 印象に残る見出しを付ける
お客様の声は単なる感想ではありません。
見込み客の不安を解消し、購入の後押しをする重要なコンテンツです。
少し手間をかけるだけで、その効果は大きく変わります。
お客様の声を「売上につながる資産」に変えるために
お客様の声は、掲載するだけで成果につながるものではありません。
重要なのは、次の視点です。
- 権威性のある方の声を集める
- 読者が共感できる事例を増やす
- 特徴的な活用事例を取り入れる
- 読まれる形に編集する
もし現在、お客様の声を「とりあえず掲載している」状態であれば、ぜひ一度見直してみてください。
あなたのホームページやLPに掲載されているお客様の声は、本当に読者の心を動かす内容になっているでしょうか?
それとも、「良かったです」「おすすめです」という無難な感想を並べているだけになっていないでしょうか?
ぜひ一度、自社のお客様の声を見返してみてください。
そこに改善の余地が見つかれば、売上や反応率を伸ばす大きなヒントになるかもしれません。
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