最近、ビジネスをしている人からよく聞く悩みがあります。
それが、
「ライバルが増えすぎて、もう何をやっても埋もれてしまう」
という話です。
ライバルが1000人いても関係ない。競争に巻き込まれずに生き残る3つの戦略
実際、2024年から2025年にかけて、ビジネスへの参入障壁は大きく下がりました。
AIが登場して、誰でもそれなりのコンテンツを作れるようになりました。
SNSのノウハウもたくさん出回り、少し勉強すれば誰でも発信できるようになっています。
その結果、同じようなことを言っている人が、山ほど増えました。
- コーチングを教えます
- コンサルをやります
- SNS運用代行をします
- 動画編集ができます
もう、見飽きたと感じる人もいるのではないでしょうか。
ところが、ライバルが増え続けている中でも、しっかり売上を伸ばしている個人や中小企業は確実に存在します。
しかも、特別なスキルを持っているとは限りません。
資金力が圧倒的にあるわけでもありません。
では、何が違うのでしょうか。
はっきり言います。
戦い方が根本的に違うのです。
今日は、この「ライバルだらけの時代に生き残る方法」について、話をしていきます。
ライバルが多いこと自体が問題なのではありません。同じ土俵で、同じ見せ方をして、同じ言葉で戦ってしまうことが、埋もれる原因になります。
99%の人が陥っている「レッドオーシャン地獄」の正体
まず最初に、なぜこれだけ多くの人が「埋もれてしまう」のかという話をします。
結論から言うと、みんな同じ土俵で戦いすぎているのです。
例えば、コーチングビジネスを始めようとする人がいるとします。
最初に何をするでしょうか。
多くの場合、
「成功している人のやり方を真似する」
という行動を取ります。
もちろん、これ自体が間違いというわけではありません。
問題は、みんなが同じ人を真似してしまうことです。
- インスタではこういう投稿をしましょう
- こういうハッシュタグをつけましょう
- プロフィールはこう書きましょう
そうやって発信しているうちに、気づけば全員が似たような見た目のアカウントになっていきます。
笑えない話ですが、これが現実です。
そして、この現象はコーチングだけに限りません。
整体院、エステサロン、飲食店、コンサルタント、コーチ、セラピストなど、さまざまな業界で起きています。
みんな同じことを言い、同じようなことをやっています。
では、お客さんの立場になって考えてみてください。
同じようなサービスが100個並んでいたら、どうやって選びますか?
選びにくいですよね。
結局、
- なんとなく安いから
- なんとなく近いから
といった理由で選ばれることになります。
これが、価格競争につながります。
そして、価格競争に入ったら、体力のない個人や中小企業は不利になります。
大手企業は資金力があるため、赤字覚悟で価格を下げることもできます。
個人がそこに付き合えば、疲弊して終わってしまいます。
これが、99%の人が陥っている「レッドオーシャン地獄」の正体です。
ただし、ここで重要なのは、この状況に本人が気づいていないケースが多いということです。
- 頑張っているのに結果が出ない
- 発信しているのに反応がない
- 集客しているのにお客さんが来ない
こうした悩みを抱えている人の中には、自分がレッドオーシャンのど真ん中にいることに気づいていない人が少なくありません。
だから、解決策として「もっと頑張る」を選んでしまいます。
- もっと投稿を増やそう
- もっと広告を打とう
- もっとセミナーに行って勉強しよう
でも、問題はそこではありません。
努力の方向性が間違っていたら、どれだけ頑張っても結果は出ないのです。
ライバルが1,000人いても関係ない人たちの「ある共通点」
さて、ここからが本題です。
では、ライバルだらけの中でも、しっかり結果を出している人たちは何が違うのでしょうか。
成功事例を分析すると、明確な共通点があります。
- ニッチ市場への徹底特化
- 一次情報の発信
- 肩書きと世界観の構築
この3つを押さえることで、同じ土俵で消耗する戦い方から抜け出しやすくなります。
競争に巻き込まれない人は、努力量だけで勝っているわけではありません。誰に届けるのか、何を語るのか、どんな存在として記憶されるのかを設計しています。
1つ目:ニッチ市場への徹底特化
これは、言葉として聞いたことがある人も多いと思います。
「ニッチに特化しましょう」
よく言われる話ですが、実際にしっかりできている人は多くありません。
なぜなら、市場を狭めることが怖いからです。
「市場を狭めたら、売上が下がるのでは?」
そう考えてしまいます。
しかし、実際には逆になるケースがあります。
例えば、ある美容クリニックが、最初は「美容全般」を扱っていたとします。
シミ取り、シワ取り、脱毛、痩身など、何でもやりますという状態です。
ところが、ライバルが多すぎて広告費ばかりがかかり、利益が出にくい。
そこで、思い切って「目の下のくま取り専門」に絞ります。
くま取りだけに特化し、他のメニューをやめます。
普通に考えれば、
「そんなことをしたら売上が下がるのでは?」
と思いますよね。
ところが、売上が3倍になったという事例があります。
なぜでしょうか。
「目の下のくま取り」で検索する人は、その悩みを本気で解決したい人だからです。
そこに「くま取り専門」のクリニックが出てきたら、
「ここなら任せられそう」
と感じやすくなります。
美容全般を扱っているところよりも、専門でやっているところのほうが信頼できると感じる人もいるでしょう。
これが、ニッチ特化の威力です。
登録者数や再生数がそれほど多くなくても、特定のニッチな領域に徹底的に特化することで、大きな売上につながるケースもあります。
その分野について詳しく発信している人が少なければ、
「この分野なら、この人に相談しよう」
という状態を作れるからです。
重要なのは、登録者数や再生数だけではありません。
「誰の、どんな悩みを解決する存在なのか」を明確にすることです。
2つ目:一次情報の発信
今の時代、情報そのものの価値は相対的に下がってきています。
なぜなら、AIに聞けば、多くのことを教えてくれるからです。
ChatGPTなどに質問すれば、それなりの回答が返ってきます。
だから、ネットで拾ってきた情報をまとめて発信しても、
「それ、AIに聞けば分かるのでは?」
となってしまいます。
では、何に価値があるのでしょうか。
一次情報です。
一次情報とは、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分で体験した情報のことです。
これは、AIには簡単に再現できない領域です。
現場に行って、実際にやってみて、失敗して、そこから学んだこと。
こうした情報は、その人だからこそ語れるものです。
例えば、
- この方法で売上が上がりました
- この方法を試したら大失敗して、300万円を失いました
どちらのほうが聞きたくなるでしょうか。
おそらく、後者ではないでしょうか。
失敗談や、現場でしか分からない生々しい話は、どこにでも載っているわけではありません。
だからこそ価値があります。
逆に、本やネットで調べれば分かるような話しかしていない発信は、これからますます厳しくなる可能性があります。
AIに勝てる領域の一つが、自分にしか出せない一次情報です。
一次情報は、自分の目で見て、自分で試し、自分の現場から得た情報です。誰でも言える一般論ではなく、その人だから語れる経験に価値があります。
3つ目:肩書きと世界観の構築
先ほど、ライバルが増えて埋もれるという話をしました。
実は、埋もれる人と埋もれない人の違いは、
「何を言っているか」
だけではありません。
「誰が言っているか」も重要です。
同じことを言っていても、響く人と響かない人がいます。
なぜでしょうか。
発信者の背景やストーリーが違うからです。
例えば、自己啓発系の発信をしている人はたくさんいます。
その中で伸びにくいケースの一つが、
「この人は一体何者なのか分からない」
という状態です。
「インターネットビジネスで成功しました」
「情報発信で稼いでいます」
と言われても、
「だから何なのだろう?」
となってしまうことがあります。
一方で、
- 店舗経営で300店舗以上を展開しています
- 年商100億円の会社を作りました
など、明確な実績や背景があれば、
「この人の話を聞いてみたい」
と思われやすくなります。
つまり、肩書きや実績によって、話を聞いてもらえる理由を作れるということです。
では、肩書きがない人はどうすればいいのでしょうか。
答えは、世界観を構築することです。
要するに、コンセプトとキャラクターを設定するということです。
例えば、
「世の中で言われている間違ったマーケティングをバサッと切る」
というコンセプトを打ち出せば、それ自体がキャラクターになります。
分かりやすいですよね。
こうした明確な世界観があると、肩書きがなくても記憶に残りやすくなります。
そして、ここで重要なのが、世界観と実際の発信内容がズレていないことです。
例えば、「ゆるふわ系」のチャンネルを作っているのに、動画では突然ものすごく厳しいことを言っていたら、
「なんか違うな」
と感じられてしまいます。
だからこそ、最初にコンセプトを決めて、そこからブレないことが大切です。
なぜ「広く浅く」は負けやすいのか
ニッチ特化の話をしましたが、なぜ「広く浅く」だと負けやすいのでしょうか。
その構造的な理由を説明します。
まず、ビジネスの基本として、お客さんは「自分のための商品」を買いたいものです。
「誰にでも合う商品」ではなく、
「自分のために作られた商品」
を求めます。
例えば、腰痛で悩んでいる人がいたとします。
- 何でも治せる整体院
- 腰痛専門の整体院
があったら、どちらを選ぶでしょうか。
おそらく、腰痛専門の整体院ではないでしょうか。
自分の悩みに特化しているほうが、しっかり解決してくれそうに感じるからです。
これが、ニッチ特化が強い理由の一つ目です。
2つ目の理由は、競争相手が減ることです。
「何でもやります」と言っていると、ライバルは世の中のほぼすべての同業者になります。
しかし、「腰痛専門」に絞れば、ライバルは「腰痛専門」を打ち出している同業者に限定されます。
しかも、多くの人は怖くて絞れません。
そのため、実際の競争相手は驚くほど少なくなることがあります。
3つ目の理由は、専門家として認識されることです。
人は「専門家」の話を聞きやすく、「何でも屋」の話には反応しにくい傾向があります。
だからこそ、ニッチに特化することで、専門家としての信頼を築きやすくなるのです。
ここまで聞いて、
「じゃあ、絞ればいいのですね」
と思った人もいるかもしれません。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。
それは、絞り方を間違えることです。
例えば、
「20代女性向け」
に絞りました。
これでは、まだ広すぎます。
20代女性といっても、悩みも状況もライフスタイルもさまざまです。
正しい絞り方は、「悩み」や「状況」で絞ることです。
例えば、
「20代女性向けのダイエット」
ではなく、
「結婚式まであと3か月で、二の腕を何とかしたい20代女性向けのダイエット」
まで絞ります。
ここまで絞って初めて、
「これ、私のことだ!」
と思ってもらえるのです。
この「私のことだ!」と思わせることが、マーケティングでいう「ペルソナの解像度を上げる」ということです。
ここができていない人は少なくありません。
絞るとは、ただ年齢や属性を狭めることではありません。お客様の悩みや状況まで具体化し、「これは自分のことだ」と感じてもらえる状態を作ることです。
「一次情報」の本当の価値とは
次に、一次情報についてもう少し深掘りします。
先ほど、
「自分で体験した情報に価値がある」
という話をしました。
もっと具体的に言うと、「ネットで検索しても出てこない情報」です。
例えば、新しいマーケティング手法を試して、実際にいくら使い、いくらのリターンがあったのか。
「この広告手法を試したら、広告費50万円で売上200万円になりました」
といった具体的な数字です。
こういう情報は、どこにでも載っているものではありません。
だから価値があります。
AIに、
「この広告手法の効果は?」
と聞けば、一般的な回答は返ってきます。
- 効果はさまざまです
- ターゲットによります
といった回答です。
でも、
「実際にやってみたら、こうなりました」
という話は、一般論とは違います。
それこそが一次情報の強さです。
そして、ここで重要なのが、
失敗談には大きな価値がある
ということです。
成功事例は、ネットで探せばたくさん出てきます。
しかし、失敗事例は意外と出てきません。
なぜなら、多くの人は失敗を公開したくないからです。
でも、お客さんが本当に知りたいのは、
「何をしたら失敗するのか」
という情報でもあります。
成功する方法は100通りあるかもしれません。
一方で、失敗するパターンはある程度決まっています。
だから、失敗パターンを知っておけば、それを避けるだけでも成功確率を高められます。
成功者の成功談だけでなく、失敗者の失敗談にも大きな価値があります。
だからこそ、
- こうやったら大失敗しました
- この方法は全然ダメでした
- 300万円を失いました
といった情報を出せる人は、強いのです。
成功談しか話さない人よりも、失敗まで含めて話してくれる人のほうが、信頼できると感じる人も多いでしょう。
「世界観」が機能する本当の理由
最後に、世界観についてもう少し深掘りします。
なぜ世界観が大事なのでしょうか。
それは、人は論理だけでなく、感情でも動くからです。
これはマーケティングの基本ですが、意外と理解されていません。
例えば、同じダイエット方法を教えている人が2人いたとします。
- Aさんは、淡々と方法論を説明します
- Bさんは、「どん底から這い上がったストーリー」を語りながら方法を説明します
どちらの話が響くでしょうか。
おそらく、Bさんではないでしょうか。
内容が同じでも、ストーリーがあるかどうかで反応は変わります。
これが、世界観を構築する理由です。
人は、
「この人から買いたい」
と思わないと、なかなか商品を買いません。
そして、「この人から買いたい」と思ってもらうためには、その人の背景やストーリーに共感してもらうことが重要です。
だから、単に、
「私はこういうサービスをやっています」
と伝えるだけではなく、
「こういう経験をして、こういう想いでこのサービスをやっています」
と伝えることが大切なのです。
そして、ここで重要なのが一貫性です。
世界観を作ったら、それを簡単に変えないこと。
例えば、
「ゆるく稼ごう」
というコンセプトなのに、ある日突然、
「死ぬ気で頑張れ!」
と言い出したら、
「この人はどっちなのだろう?」
となりますよね。
こうしたブレがあると、信頼を失いやすくなります。
だからこそ、最初にコンセプトをしっかり決めて、そこからブレない。
これが、世界観構築の鉄則です。
「努力型の経営者」と「戦略型の経営者」の決定的な違い
ここでちょっと、
「努力型の経営者」と「戦略型の経営者」の違いについて話します。
これまで多くの経営者を見てきて、大きな違いだと感じるのが、問題が起きたときの向き合い方です。
努力型の経営者は、「努力」で解決しようとします。
- 売上が下がった → もっと働こう
- 集客できない → もっと発信しよう
- ライバルに負けている → もっと頑張ろう
全部「もっと」なんです。
でも、これでは根本的な解決にならないことがあります。
なぜなら、方向が間違っていたら、どれだけ頑張っても目的地には着かないからです。
東京から大阪に行きたいのに、北に向かって全力で走っていたら、いつまで経っても大阪には着かないですよね。
ビジネスでも、これと同じことが起こります。
一方で、戦略型の経営者は、まず「なぜ?」を考えます。
- 売上が下がった → なぜ下がったのか分析する
- 集客できない → どこに問題があるのか考える
- ライバルに負けている → 違う土俵で戦えないか考える
戦略型の経営者は、まず立ち止まって考えます。
そして、正しい方向を見極めてから動く。
だからこそ、少ない労力で大きな結果につなげられるんです。
もう1つ、具体例を出します。
努力型の経営者は、ライバルと同じことを「もっと上手く」やろうとします。
- ライバルが毎日1投稿しているから、自分は2投稿する
- ライバルが広告費10万円使っているから、自分は20万円使う
- ライバルが1時間の動画を作っているから、自分は2時間の動画を作る
これでは、完全に消耗戦です。
体力勝負、資金力勝負になってしまいます。
そして、体力も資金力も大手の方が上なら、最終的には不利になってしまいます。
一方で、戦略型の経営者は、ライバルと「違うこと」をします。
- ライバルが広く浅くやっているなら、自分は狭く深くやる
- ライバルが一般論を語っているなら、自分は具体的な体験談を語る
- ライバルが派手にやっているなら、自分は地味でも確実な方法を選ぶ
これが、競争を避ける戦略です。
競争の激しい土俵で、誰よりも頑張る必要はありません。
そもそも、競争の少ない土俵を選べばいいんです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、ここに気づけるかどうかで、結果は大きく変わります。
戦略型の経営者は、ライバルと同じことをもっと頑張るのではなく、違う土俵で戦えないかを考えます。競争を避けることも、重要な経営戦略です。
なぜ多くの人は「絞る」ことができないのか
なぜ多くの人は、
「ニッチに絞りましょう」
と言われても絞れないのでしょうか。
理由は明確です。
「もったいない」と思ってしまうからです。
- 腰痛専門にしたら、肩こりのお客さんを逃してしまう
- 30代向けにしたら、20代のお客さんが来なくなる
- 初心者向けにしたら、中級者を取りこぼす
こう考えてしまいます。
でも、これは大きな勘違いです。
なぜなら、今の状態で「全員」を取れているわけではないからです。
「広くやっているから、いろいろな人が来る」のではありません。
むしろ、
「広すぎて誰にも響かない」
という状態になっていることがあります。
先ほども言いましたが、人は「自分のための商品」を買いたいものです。
「誰にでも合う商品」は、逆に言えば「誰のための商品でもない」とも言えます。
だから、絞ったほうが売上につながりやすくなるケースがあります。
論理的には理解できても、感情的には受け入れにくい人もいるでしょう。
「でも、もったいなくないですか?」
そう思うかもしれません。
しかし、本当にもったいないのは、絞らないことかもしれません。
絞らないことで、本来取れるはずのお客さんにも届かなくなっている可能性があるからです。
この発想の転換ができるかどうかが、生き残れるかどうかの分かれ目になります。
「トレンドを追う」のは正解なのか?
よく、
「トレンドを追いかけましょう」
と言われますよね。
- 今流行っているものをやれば伸びる
- バズっているネタを真似する
- 再生数が多い動画を参考にする
これ自体は、間違いではありません。
実際、トレンドを追いかければ数字が伸びることもあります。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。
それは、トレンドを追いかけて伸びた数字が、必ずしもマネタイズにつながるわけではないということです。
例えば、バズるネタを投稿して登録者が増えたとします。
でも、その登録者は「あなたのファン」とは限りません。
「たまたまバズった投稿が面白かったから登録した」
という人かもしれません。
そのため、商品を売ろうとしても買わない。
イベントに誘っても来ない。
こうしたケースもあります。
「登録者は10万人いるのに、売上がほとんどない」
という状態も起こり得ます。
では、どうすればいいのでしょうか。
重要なのは、トレンドと本業のバランスを取ることです。
一つの考え方として、「7対3の法則」があります。
- 7割は、自分の本業に直結する発信
- 3割は、トレンドを意識した発信
このバランスで発信します。
そうすると、
- トレンドで新規の人を集める
- 本業に関する発信で興味を深めてもらう
- ファンになってもらう
という流れを作りやすくなります。
全部トレンドだと、数字は伸びても売上につながりにくい。
全部本業だと、そもそも新しい人に見てもらいにくい。
だからこそ、バランスが重要なのです。
「エンゲージメント」がこれからの鍵になる理由
そして、これからのビジネスで知っておいてほしいのが、「エンゲージメント」という概念です。
エンゲージメントとは、簡単に言えば「つながり」や「関係性」のことです。
これまでのSNSマーケティングでは、
「いかにフォロワーを増やすか」
が重要視されてきました。
しかし、フォロワー数だけではなく、
「どれだけ深い関係性を築けているか」
も重要になっています。
SNSでは、単純にフォロワーが多いだけでなく、いいねやコメント、保存、シェアなど、ユーザーとの反応が重要になります。
つまり、薄いフォロワーが10万人いるより、濃いフォロワーが1,000人いるほうが強いケースもあるということです。
これは、かなり重要な変化です。
これまでは「数」の勝負だったものが、これからは「質」の勝負になっていきます。
そして、この「質」を高めるために必要なのが、先ほど話した3つです。
- ニッチ特化
- 一次情報
- 世界観
すべてつながっています。
ニッチに特化すれば、本当に興味がある人が集まりやすくなります。
一次情報を発信すれば、
「この人の話は他では聞けない」
と思ってもらいやすくなります。
世界観を構築すれば、
「この人が好き」
というファンが生まれます。
この3つが揃うことで、より深い関係性を築きやすくなるのです。
逆に、
- 広く浅くやる
- ネットで拾った情報をまとめて発信する
- 世界観もブレている
こうした状態では、ファンとの関係性を深めにくくなります。
ライバルが増えている上に、発信の質まで問われる。
だからこそ、今のうちに正しい戦略へ切り替えておく必要があります。
そして、もう一つ重要なのが、
世界観は「何を言うか」だけではなく、「何を言わないか」も含まれる
ということです。
例えば、「間違ったマーケティングをバサッと切る」という世界観なら、曖昧な言い方や、どっちつかずの意見を減らす。
「これは正しい。これは間違い」
とはっきり伝える。
逆に、「ゆるふわ系」の世界観なら、厳しいことを言いすぎない。
それぞれの世界観に合った「言わないこと」を決める。
これも、世界観を構築する重要なポイントです。
これからは、ただ目立つだけではなく、深い関係性を築ける発信が重要になります。そのために、ニッチ特化、一次情報、世界観の一貫性が必要です。
今日から実践できる「生き残り戦略」の具体的ステップ
ここからは、今日から実践できる具体的なステップを解説します。
ライバルが多い市場でも、自分だけの土俵を作るために、次の4つを整理してみてください。
- 自分の「尖り」を見つける
- ターゲットを極限まで絞る
- 一次情報をストックする
- 世界観を言語化する
ステップ1:自分の「尖り」を見つける
まず最初にやるべきことは、自分の尖りを見つけることです。
「尖り」とは、他の人にはない自分だけの強みや、独自の経験、ユニークな視点のことです。
以下の質問に答えてみてください。
- 自分が他の人より詳しいことは何か?
- 自分だけが経験したことは何か?
- 周りの人によく聞かれることは何か?
- 自分が熱く語れることは何か?
この4つの質問に答えると、自分の尖りが見えてきます。
ここで重要なのが、
「これ、他の人もやっているでしょう」
と思わないことです。
同じ分野でも、切り口は人によって違います。
例えば「ダイエット」という分野でも、
- 元相撲取りが教えるダイエット
- 元モデルが教えるダイエット
では、まったく違いますよね。
背景や経験そのものが、差別化ポイントになるのです。
ステップ2:ターゲットを極限まで絞る
次に、ターゲットを絞ります。
先ほども言いましたが、
「20代女性」
「経営者」
だけでは、まだ広すぎます。
「悩み」と「状況」で絞ります。
例えば、悪い例は、
「起業したい人向けのコンサルティング」
です。
一方で、良い例は、
「会社員をやりながら副業で月30万円稼ぎたいけれど、何から始めればいいか分からない30代サラリーマン向けのコンサルティング」
です。
この2つを比べると、全然違いますよね。
後者なら、
「これ、自分のことだ」
と思う人が出てきます。
この「自分のことだ」と思ってもらうことが、ターゲットを絞る効果です。
ステップ3:一次情報をストックする
次に、一次情報をどんどんストックしていきます。
具体的には、次のような情報を日々貯めていきます。
- 自分が試してみたことの結果をメモする
- 失敗したことを記録する
- お客さんから聞いた生の声を集める
- 業界の内側でしか分からない情報をストックする
そして、それを発信に使います。
「ネットで調べたことをまとめて発信する」のではなく、
「自分が体験したことを発信する」
へ切り替えるのです。
これだけでも、発信の質は大きく変わります。
ステップ4:世界観を言語化する
最後に、世界観を言語化します。
具体的には、以下の3つを決めてください。
- コンセプト:一言で言うと、何者なのか
- キャラクター:どんな雰囲気で発信するのか
- NG項目:絶対に言わないこと、やらないことは何か
これを決めたら、紙に書いて貼っておくくらいでも構いません。
なぜなら、発信を続けていると、だんだんブレてくるからです。
最初に決めた世界観を忘れないように、常に目に入る場所に置いておきます。
地味ですが、こうした積み重ねが発信の一貫性につながります。
ライバルが多い時代こそ、自分だけの土俵を作る
さて、今日の話をまとめます。
ライバルが増えすぎた時代に生き残るためには、次の3つが重要です。
- ニッチ市場に特化する
- 一次情報を発信する
- 世界観を構築してブレない
そして、これらを実践するために、次のステップがあります。
- 自分の尖りを見つける
- ターゲットを極限まで絞る
- 一次情報をストックする
- 世界観を言語化する
ここまでやれば、ライバルが1,000人いようが、10,000人いようが関係ありません。
なぜなら、自分だけの土俵で戦えるようになるからです。
同じ土俵で競争するから消耗します。
自分だけの土俵を作ってしまえば、そもそも比較されにくくなります。
これが、本当の意味での「生き残り戦略」です。
ただ、ここまで読んで、
「なるほど、そういうことか」
で終わってしまえば、何も変わりません。
大切なのは、ここから実際に行動することです。
まずは、
「自分は、誰の、どんな悩みを解決する人なのか?」
ここから考えてみてください。
あなたは、今どんな土俵でライバルと戦っていますか?
そして、その土俵は、本当にあなたが戦うべき場所でしょうか?
事業の伝わり方を、
毎朝少しずつ整える。
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