「動画編集のスキルは身につけたけれど、なかなか仕事に繋がらない……」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
今回は、ライターから独学で動画編集の道へ進み、培った『書く力』を武器にクライアントから絶大な信頼を得ているあずきさんのストーリーをお届けします。
動画技術だけでは見えてこない「選ばれる編集者」になるためのヒントが詰まっています。
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ライターから動画編集者へ転身したあずきさん
末吉: 書人百花で活躍してくださっている動画編集者のあずきさんにお越しいただきました。あずきさんは元々ライターとして活動されていましたが、そこから独学で動画編集を学ばれたんですよね。
あずき: はい。ライターをしていたときに行き詰まってしまい、他に何かないかなと思っていた時に「動画編集をやってみたら?」と言われたのがきっかけです。やってみたら自分に合っているなと感じて、それから2年ほど続けています。
末吉: 編集スキルの習得だけでなく、ライターとしての「台本の意図を汲み取る力」もあずきさんの大きな強みになっていると感じます。
あずき: もしライターを経験せずに動画編集に入っていたら、分からないことだらけだった気がします。ライターをやってから動画編集に移って本当に良かったなと思っています。
ライター時代に培った読み解く力が、動画編集という新しい分野での土台となっているのです。
動画編集に「ライティング力」が必要な理由
末吉: ライティングの経験が具体的にどう生きていますか?
あずき: 例えば1時間ほど喋っている素材を「30分の動画にしてください」と言われることがあります。その際、コンセプトに合わせてどこが重要でどこが無駄かを判断して抜き取らなければなりません。指示書をちゃんと理解して構成を読み解けるのは、ライターをしていたからこそだと思います。
末吉: 動画編集は、後から「意図が違う」とやり直しになるのが一番大変ですよね。
あずき: そうなんです。一度切ってしまったところを戻す作業はとても大変なので、最初に意図をちゃんと汲み取ることができれば、その手間を減らすことができます。
末吉: あずきさんの判断がクライアントさんの意図と合致しているからこそ、スムーズに仕事が進むのですね。
膨大な素材から要点を絞り込む力は、まさにライティングで学んだ構成力が発揮される場面です。
効率化とクオリティ向上のための工夫
末吉: 台本のどんな部分を見て意図を掴む工夫をされていますか?
あずき: コンセプトやタイトル、見出しを台本と照らし合わせて見ます。台本がない場合も、一度全部聞いてから自分で小見出しを作るようにしています。
末吉: 作業の効率化として、AIなどは使われていますか?
あずき: はい。文字起こしAIを使っています。最近は精度も上がって修正も少なくなりました。あえて画像を見ずに「文字起こしされたテキスト」だけを見て、どこまでを一つのブロックにするか決めていくこともあります。ただ、AIは横文字や英語は少し苦手なようですね(笑)。
末吉: テキストベースで構成を捉えるという視点は、非常にライターらしいアプローチですね。
最新のAIツールを活用しつつも、最終的には自分の目で構成を論理的に組み立てることがクオリティに繋がっています。
クライアントから重宝される「提案力」と「修正対応」
あずき: 以前教えてもらったことですが、技術的な修正はあっても「テロップの文字起こしミス」などの基礎的な修正は99.9%ない形で提出するように気をつけています。
末吉: それはクライアントさんにとっても一番ありがたいことですね。
あずき: 最初の頃は、自分では見たつもりが抜けていたこともありました。今は、最初の段階で台本と画面を一行ずつ照らし合わせてじっくり確認する時間をとるようにしています。ここに時間をかけると決めてからは、ミスがだいぶ減りました。
末吉: コミュニケーションの面でも工夫されていることはありますか?
あずき: 何パターンか候補を出して「どれにしますか?」と聞くようにしています。やり取りが少なく済むように、比較検討できる状態で提案することを心がけています。
丁寧なチェック体制と、相手の手間を減らすための先回りした提案が、クライアントからの信頼を築いています。
ライティングを学ぶメリット:単価アップと仕事の幅
あずき: ライティングができると、動画編集に加えて「台本も書けます」と提案できるので、仕事の幅が広がります。セットで受けることで単価もかなり上がりますね。
末吉: クライアントさんにとっても、一人にまとめて頼めるのはコミュニケーションコストが減って嬉しいはずです。書人百花でのお仕事でも、成長を感じる部分はありますか?
あずき: テロップの付け方に迷いがなくなりました。書人百花さんは言葉を大切にされるので、2行になるときの改行位置など、細かい部分まで意識するようになりました。最終段階の編集だからこそ、こだわりが大事だと感じます。
末吉: 日常生活でも変化はありましたか?
あずき: 保育園の連絡帳やLINEの返信なども、要点をまとめてスムーズに書けるようになりました。周りくどい言い方をしなくなった気がします。
ライティングスキルは単価アップという実利だけでなく、自身の仕事の質や日常のコミュニケーション能力まで高めてくれます。
実績と今後の目標
あずき: 動画編集のみの案件でしたが、1本で最高6万円をいただいたことがあります。クラウドワークスで「冒頭5分」のテストを受けて採用された長尺の案件でした。
末吉: それは夢がありますね! ちゃんとスキルが評価された結果ですね。
あずき: 映像だけの人だと「素材を適当に短くして」と言われて戸惑うこともあるようですが、私の場合は自分で構成を考えて「ここを入れ替えました」と提案して喜ばれることもあります。
末吉: 最後に、これからを目指す方にメッセージをお願いします。
あずき: ライティングを学んでいると、全体の完成形(ゴール)がイメージしやすくなります。勉強しておいた方が、編集は圧倒的にやりやすくなると思います。
動画制作の最終工程を担う編集者にとって、ライティングで培った「論理的思考」と「構成力」は最大の武器になります。
元ライターという経験を活かし、動画編集の現場で「構成力」や「意図を汲み取る力」を武器に活躍するあずきさんの姿は、スキルの掛け合わせが持つ大きな可能性を感じさせてくれますね!
ライティングは単なる執筆スキルではなく、情報を整理し、相手が伝えたい本質を正しく形にするための「すべての仕事に通じる土台」です。
この力を磨くことが、クライアントからの深い信頼や単価アップ、そして自分自身の成長や自信に繋がっていくのだと改めて実感しました。
ライティングを学ぶことで、動画編集の世界でも唯一無二の存在として輝くことができる。そんな新しい働き方のヒントが詰まった対談でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
最後に、少しだけ書人百花についてお話させてください。
書人百花が運営する《書人の学校》は、“ただライティングを学ぶ場所”ではありません。
同じ想いを持つ仲間と一緒に、ことばを育て、未来を広げていく。 ときには迷ったり、不安になることもあるかもしれません。 でも、そんな時こそ、そばにいて支えてくれる仲間がいる。 それが、私たちの一番の強みです。
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本日はありがとうございました。
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