年商3000万円の前に捨てるべきもの|売上を伸ばすための集中と手放し方

経営者の方とお話ししていると、

「毎日こんなに働いているのに、なぜか売上だけが伸びないんです。」

という言葉を聞くことがあります。

商品を改善して、SNSを更新して、顧客対応をして、資料を作って、新しい施策を考える。

一日が終わる頃には、かなり頑張った感覚がある。

目次

年商3000万円の前に、捨てるべきもの

でも、売上を見ると、思ったほど変わっていない。

この状態は、実は珍しいことではありません。

むしろ、ある程度事業が軌道に乗り始めた頃に、多くの人が一度は経験することなのかもしれません。

売上を伸ばすために必要なのは、やることを増やすことだけではありません。むしろ、何を手放し、何に集中するかを決めることが、次の成長につながる場合があります。

忙しいのに、なぜ売上は伸びないのか

忙しく働いているのに、売上が思ったほど伸びない。

これは、努力が足りないから起きているとは限りません。

むしろ、頑張っているからこそ、いろいろな仕事を抱え込みすぎてしまうことがあります。

商品改善も、発信も、顧客対応も、資料作成も、新しい施策の検討も大切です。

ただ、それらをすべて自分で抱え続けると、本当に売上につながる仕事に時間を使えなくなることがあります。

売上が止まる人ほど、仕事を増やしてしまう

売上が伸び悩み始めると、多くの人は「何を足すか」を考えます。

  • もっと良い商品が必要なのではないか
  • もっと発信を増やした方がいいのではないか
  • もっと学んだ方がいいのではないか

もちろん、それが必要な場面もあります。

ただ、少し乱暴に言うと、売上が伸びない理由は「足りないこと」ではなく、「多すぎること」にある場合があります。

やることが増えすぎて、本当に重要な仕事に時間を使えなくなっている。

これ、意外と見落とされがちなんですよね。

売上が止まったときほど、「何を増やすか」ではなく「何を減らすか」を考える視点が大切です。仕事が多すぎると、重要な仕事に集中できなくなります。

事業には、集中すべきことがある

事業には、それぞれの段階があります。

立ち上げ期には、自分が何者で、誰に価値を届けるのかを考える時間が必要です。

一方で、ある程度売上が立ち始めると、求められるものが変わってきます。

その段階で大切になるのは、

  • どうやって見込み客と出会うのか
  • どうやって価値を伝え、選んでもらうのか

ということです。

つまり、マーケティングとセールスです。

もちろん、商品やサービスの品質は大切です。

ただ、品質を磨くことに時間を使いすぎて、届ける活動が後回しになると、どれだけ良いものでも必要な人に届きません。

良い商品を必要な人に届ける「流れ」の設計は、「良い商品なのに売れない理由|売上を生む流れと導線設計の考え方」で詳しく書いています。

良い商品が売れるとは限らない

たとえば、街に素敵なレストランがあったとします。

料理は本当に美味しい。

接客も丁寧。

でも、お店の存在を誰も知らなければ、評価される機会そのものがありません。

一方で、特別ではない商品でも、必要な人にきちんと届いていることで選ばれているケースもあります。

この違いを生むのは、商品力だけではありません。

  • 届ける力
  • 価値を伝える力

事業が成長するほど、この二つの重要性は大きくなっていきます。

良い商品であることは大切です。けれど、必要な人に届き、価値が伝わらなければ、売上にはつながりにくくなります。

忙しさの正体は「全部自分でやること」

もう一つ、忙しさを生み出す原因があります。

それは、全部自分で抱え込んでしまうことです。

  • 請求書の作成
  • 細かな修正
  • 何度も確認するメール
  • すぐに終わりそうな仕事

こうした仕事が積み重なると、いつの間にか一日が終わってしまいます。

そして、本来時間を使いたい営業や提案、顧客との対話が後回しになっていく。

任せることで経営者の時間を取り戻す考え方は、「『自分でやった方が早い』が成長を止める理由」で書いています。

これは、多くの現場で起きています。

だからこそ、ToDoリストだけではなく、

「やらないことリスト」

を持つことにも意味があります。

やらないことを決める。

自分以外でもできることを手放してみる。

その結果、本当に重要な仕事に集中する時間が生まれていきます。

手放すことは、怠けることではない

これは人を操作するための話ではありません。

相手の判断を奪うための話でもありません。

自分の時間とエネルギーを、どこに使うのかを見直すための話です。

手放すことには、少し怖さがあります。

  • 発信を減らす
  • 無料対応を見直す
  • 細かな仕事を任せる

最初は不安になるかもしれません。

でも、事業が変わる瞬間は、何かを増やしたときよりも、何かをやめたときに訪れることがあります。

手放すことは、怠けることではありません。本当に価値を生む仕事に集中するために、時間とエネルギーの使い方を選び直すことです。

売上を伸ばす前に、手放すものを決める

売上を伸ばすことは、必ずしも「もっと頑張ること」と同じではありません。

むしろ、

  • 何に集中するのか
  • 何を手放すのか

その選択を続けていくことなのかもしれません。

もし今、

忙しいのに前へ進んでいる感覚がない。

やることだけが増えている。

そんな状態にいるとしたら、一度だけ立ち止まって考えてみてください。

あなたの一日の中で、本当に価値を生み出している時間は、どれくらいあるでしょうか。

そして、その時間を増やすために、今手放せるものは何でしょうか。

For Business書人百花

この記事の考え方を、あなたの事業の言葉に。

言葉と導線の手帖は、書人百花が事業者の方に向けて綴っています。読んだ内容を自社の発信や導線に当てはめると、どこから整えるのがよいか。無料の個別相談で、一緒に確かめます。

書人百花の事業者向けサービスを見る

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次